Editor’s Eye BRAIN DEAD Vase
デザインクラシックを連想させる ブレインデッドのストリートな花瓶
ファッションアイテムや、カルチャーに関連したプロダクトなど、Silverのエディターが今気になるモノを紹介する連載企画「Editor’s Eye」。
デザインクラシックを
連想させる
ストリートな花瓶
連想させる
ストリートな花瓶
アパレルだけに留まらず、様々なプロダクツを作るブレインデッドは、これまで同ブランドのロゴをTシャツのグラフィックやラグ、テーブル、時計など様々な形や素材に落とし込んできた。象徴的なブランドのロゴはフラットな表現として見ることが多かった為、二次元的なその形はもはやお馴染みの存在となっていた。
だが、初めてブレインデッドが作るセラミックの花瓶を見た時、その立体感と見る角度によって変わる構造に驚かされた。そして、直感的にデザインクラシックであるアルヴァ・アアルトのガラス花瓶を連想した。アアルトの作品は真上から見るとオーガニックな形をしているが、棚の上に飾ると、揺れて重なるカーテンの折り目のように見えてくる。二次元でグラフィカルだった形が、見え方を変えることで光と影が遊ぶオブジェとして新たに捉えられる。
このブレインデッドの花瓶も同じように見方を変えることで今まで見慣れていたロゴが、カーブと直線の面のぶつかる立体として見えてくる。クラシックなセラミックの花瓶を、ロゴで作るというプレインデッドらしいストリートな遊び心を感じるこのアイテムは、ぜひ部屋に飾りたいと思っている。
◯BRAIN DEAD
https://wearebraindead.com/
Photo Taijun Hiramoto | Text Mikuto Murayama |