passing on UGG®
アイデンティティと機能性の融合が 唯一無二の履き心地をもたらす
UGG®というブランドを聞くと、アイコニックなシープスキンのクラシックブーツを思い浮かべる人も多いだろう。1978年にカリフォルニアの海岸でオーストラリアのサーファーによってUGG®が設立されて以来、クラシックブーツはサーフカルチャーの中で定着しながら、やがて世界中の秋冬の足元を彩る存在として不動の地位を築くまでに成長する。まさにUGG®にとってシープスキンのブーツは、ブランドの原点であり、アイデンティティとして現在に受け継がれている伝統でもある。
そんなブランドの伝統に、新しい形を取り入れ現在に継承するプロダクトがある。それがCA805 V2 HERITAGEだ。実はUGG®が、スニーカーにおいて並ならぬ技術やこだわりを投影してものづくりをおこなっていることをご存知だろうか。元はサーファーたちが、海に入ったあとに足を温め、リラックスするシューズとして欠かせない存在であったシープスキンブーツ。そんなブランドの伝統的なシューズづくりのDNAをスニーカーの分野にも生かしている。2019年の春夏シーズンにはじめて登場したCA805シリーズは、UGG®の本社が拠点を置く美しい自然が魅力のサンタバーバラの市外局番である『805』をモデル名に冠している。
『一年中履けるスニーカー』を開発のキーワードに据え、洗練されたデザインが魅力のアッパーと時代感を反映したボリュームのあるフォルムで構築。唯一無二のクッション性を兼ね備えるアウトソールには、本社デザインスタジオから見えるサンタイネス山脈の眺めを象徴とした波状のパネルをデザインするなど、デザイン性と機能性を兼ね備えながらも、ブランドの原点であるカリフォルニアの要素がふんだんに落とし込まれている。伝統のクラフトマンシップやストーリーから誕生したCA805は、今やブランドを代表するスニーカーとして確固たるポジションを確立したが、今季はさらにブランドのアイデンティティでもあるシープスキン素材を用いてアップデートを施している。
スニーカーにおいて、最も重要な要素と言えるのは快適性だろう。歩行の着地時から高いクッション性と共に安定性をもたらすよう設計された新開発のアウトソールは、異なる硬度の素材を組み合わせ、着地から蹴り出しまでスムーズな足運びを実現。インソールには高い衝撃吸収性を発揮するウレタンフォームPORON®のインソールを搭載し、アウトソールとインソールの組み合わせによって、抜群の快適性をもたらしている。アッパー全体に施されたリフレクターパーツと、補強パーツがシューレースホールと連動し、靴ひもを締めると同時に高いホールド感を実現。長時間の歩行の際でも高い安定性を誇り、洗練されたデザイン性に加え、これからの季節に真価を発揮する温かさや機能性も兼ね備えたスニーカーとなっている。このように機能面でもさらなる改良が施されたCA805 V2 HERITAGEは、まさにブランドの伝統と革新が詰まった、新しい時代の価値観を投影したヘリテージアイテムとなっているのだ。
作り込まれたデザインのトレンド感と
素材のリラックス感が秀逸
Recommended by Ryota Yamada (Stylist)
「15年くらい前にサーフィンをやっていた時期があって、その時友人に海上がりに素足で履くのにいいよとおすすめされたのがUGG®を履くようになったきっかけでした。たしかに濡れてる足だと靴下が滑らなくて。ビーチでムートンって意外だけれど濡れた素足でも脱ぎ履きがスムーズで、実は理にかなっていると感心したのを覚えています。CA805 V2 HERITAGEは、シープスキン素材の独特の風合いから漂うリラックス感がありつつも、作り込まれたデザインにトレンド感があってほかではあまりない立ち位置だと感じています。このスニーカーから想像するスタイリングとしては、スニーカーの存在感が強いので服は重い色で抑えて、ヘビーツイードのコートやカシミヤのスラックスでムートンとの素材感のリズムを意識しています。素材感を活かしてニットやスウェットのセットアップのようなリラックススタイルのアクセントにしてみたり、少し逆の発想でテックを感じさせるようなスポーツテイストの服と合わせても面白いかもしれません。個人的にはボリュームがないスニーカーを履くことも多いのですが、トレンド感のあるフォルムと履き心地の良さは格別。UGG®にスニーカーの新たな可能性を感じています」。
しっかりとした機能性が
スタイリングの幅を広げてくれる
Recommended by Hayato Takada (Stylist)
「もともとUGG®のプロダクトは、フェミニンで機能性のあるモノが多いイメージを抱いていました。ただ今回のCA805 V2 HERITAGEをはじめシープスキン特有の上品な素材感や、軽さと暖かみのある履き心地など、メンズも十分に満足できるプロダクトが数多くラインナップしていることを知りました。ソールにボリュームを持たせた特徴的なデザインなので、オーバーシルエットのトップスや太めのパンツなどと合わせても良いし、スラックスやセットアップなど少しカチッとしたコーディネートの外しなどでも良いかもしれません。オールブラックのカラーリングも個人的にはすごく好みで、スニーカーのイメージに合うようにスタイリングはブラックで統一しました。同じブラックでも重くなり過ぎないように素材感はトップスやパンツで変えています。また、とても歩きやすいスニーカーなので、自然と動きやすいパンツを選びました。こうした機能性は、スタイリングを考える上で選択肢を増やしてくれるので良いなと思います。このようなデザイン性の高いスニーカーで機能性も兼ね備えているものはなかなかないので、これからの季節の足元には重宝する存在になるのではないかと思います」。
Deckers Japan 0120-710-844
Photo Naoto Usami | Edit Shohei Kawamura |