Nike Forward
ナイキが生み出した新素材 「ナイキ フォワード」
環境に配慮した新素材
革新的な素材開発やデザイン、すべてにおいて常に時代の最先端を走り続けるナイキが新たに発表したイノベーションプラットフォーム「Nike Forward(ナイキフォワード)」。グレーフーディーとクルー。一見、シンプルなデザインだが何が“新しい”のか。それは写真からも伝わってくる生地の表情が証明している。ナイキが新たに開発した革新的な新素材を紹介する。
これまでもナイキはイノベーションを続けてきた。エアやフライニット、インフィナロンなど、最高のパフォーマンスを求められるアスリートの為の高機能ウエアから、日々の生活を支える快適なフットウエアまで、その時代ごとに歩みを止めることなく新しい素材を開発し続けている。そんなナイキが新しく開発した素材がこのナイキフォワードだ。
フォワードは、ナイキのイノベーションのカルチャーと、より良い世界を作るための行動を進めるというコミットメントを具現化している。その行動のきっかけとなったのは、気候変動がスポーツの障害になるというアスリートたちの声によるもの。カーメン・ゾルマン(イノベーション・アパレルデザインのヴァイスプレジデント)はフォワードについてこう話した。
「ナイキフォワードは、素材でありプラットフォームです。洋服の作り方を変えて、地球への影響を大きく変える、ナイキの最高の存在となると確信しています」。その口振りは強い自信に満ち溢れていた。
特徴的な多数の穴の空いたこの生地は、ニードルパンチの機械を応用。異なる5枚の生地を圧着によって繋ぎ合わせたものだ。その素材開発の根底には、炭素排出量、廃棄物ゼロを目指したものづくりによるもの。動力を多く使ってしまう糸を作る工程を省き、代わりにプラスチックボトルから繊維を作り、不織布のような素材を開発。加えて染色をしないことにより、水の使用も抑えることに繋がった。このウエアの70%はリサイクル素材から出来ており、フォワードを作ることでゴミが少なくなるという循環型社会への実現へと繋がる取り組みだ。こうした環境負担を考えたフォワードは、今まで同社で製作していたフリース素材のウエアよりも75%のカーボンフットプリントを抑えることが可能となったのだ。
また、アーロン・ハイザー (グローバル・アパレルプロダクト・マーチャンダイジングのヴァイスプレジデント) は、「今回のフーディー以外にも今後形を変え、イノベーションプラットフォームとして拡大していきます。この素材は従来のケア方法さえも変えてしまいます。軽くて暖かくて丈夫なだけではなく、長持ちさせる為にも5回着たら冷水で1回洗うくらいの頻度が推奨されています。それによって動力も水も最低限に抑えることができる。それは全てアスリートの為であり、地球環境への思いが形になったと言えます」と、フォワードの生地における未来性を言うように、これからどう変化していくのかが楽しみなプラットフォームとなっている。全ては、「地球のために、そしてアスリートとスポーツの未来に貢献したい」というナイキによる、世の中のニーズに応える為のイノベーションによるものだ。その挑戦に恐らくゴールはない。だが、このフォワードが時代の最先端を走っていることには違いないだろう。
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